相続に備えたい・手続きがわからない
いざとなると自分のことしか見えなくなる「争続」に備える
自分の親が亡くなったとき、相続が発生します。日ごろ仲が良い兄弟達も、いざとなると自分の権利を主張するかもしれません。いつのまにか相続が争族になったりします。「うちの親はお金をもってないから遺産相続なんて心配ないよ。」なんて、のん気なことを言っていられません。
争族となる33%が遺産金額1,000万円以下で起きています。そして争族の75%が遺産金額5,000万円以下なのです。
2019年度に民法(相続法)は大きく変わります。新たに「配偶者居住権」や「特別寄与者」の創設、そのほか遺言書の書き方や保存の仕方など多岐にわたります。
相続が争族にならないためにも、事前の準備が大切です。
平成28年の司法統計より
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争いを避けるための方法はいろいろあります
相続対策は、親御さんが亡くなってからでは遅いことがほとんどです。
遺された兄弟たちで争いにならないように、親御さんには事前に遺言書を作成したり、エンディングノートへ思いを記入してもらうことを勧めてください。
一方、あなたが亡くなったときに遺族の方が困らないように、あらかじめ相続対策を考えておいてください。
2016年より、相続税の基礎控除が大幅に下がりました。
基礎控除額は3,000万円+法定相続人の数×600万円です。
配偶者と子供二人であれば、4,800万円の基礎控除しかありません。
なるべく遺族に相続税がかからないように、生前贈与なども検討する必要があります。
例えば、子供や孫たちに暦年贈与(毎年110万円まで無税)する方法や教育資金贈与(1,500万円まで無税)する方法など、いくつかの方法があります。
遺言書を作成したり、エンディングノートに記入したりする方法のほかに、最近注目されているのが「信託」です。
費用はかかりますが確実に自分の財産を遺族や大切な人に分配できます。
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相続の問題は、多くの知識と時間が必要になります。当事務所が特に力をいれているテーマです。
詳しくは村川FP事務所までお問い合わせください。